西製茶所 / 出雲国のほうじ番茶 150g

西製茶所 / 出雲国のほうじ番茶 150g

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価格 503円(税込)

「ほうじ番茶」は出雲地方では単に「番茶」と呼ばれ、家族団欒のシーンに欠かせないお茶です。

清澄な出雲の大地に育まれ、夏の強い陽光をたっぷり浴び充分に成熟した茶葉をさわやかな風が吹きはじめる10月〜11月にかけて茶葉も茎も枝も一緒に刈り取りじっくり蒸し粗揉・乾燥後、カラッと焙じあげました。
茶葉が開いており、また枝や茎も入っている荒々しい外観とは反対に、軽やかな香りと繊細な味わいが持ち味です。

成熟した硬葉が原料ですのでカフェイン等の刺激性のものはほとんど含まれておりません。
カフェインの苦手な赤ちゃん、お子様、ご年配の方までの万人向きのお茶と言えます。

化学的に合成された農薬や肥料は使用しない生態バランスのとれた栽培法をとっています。
肥料はワラ、敷草、菜種カスなどの植物性肥料を中心に発酵ケイフンを少々施す程度で茶本来の香味や本質を損なう事のない様に留意しています。

夏は冷やしてもおいしくいただけます。
コタンでもリピーターさんの多い大人気商品です!

[淹れ方]
1.急須にたっぷりの茶葉を入れ沸きたての熱湯を注ぎます。
2.フタをしてそのまま約1分間位待ちます。
3.残し湯のない様に手早く湯飲みにつぎ分けてください。

※煮出すと風味が損なわれます。

原材料名 緑茶(島根県産)
内容量 150g
製造者 西製茶所

コタンのブログ記事より

お茶の起源は薬だった
出雲国研修旅行、第一日目の前半戦が、かなり押し気味の中、出雲平野広がる、斐伊川のそばにある、西製茶所に着きました。
出迎えて下さったのは、三代目 西 保夫さん。
スラッと背の高い、さわやかな雰囲気の方でした。

工場の中に入ると、テーブルいっぱいに、ケーキに梨、おすすめの紅茶が用意され、温かいおもてなしを、みんなで、いただきました。

西さんのお茶作りに対する考え方を少し...

『お茶の起源は薬として始まっている。』

薬としてのお茶は、自然のお茶であり、肥培管理したお茶ではなく、化学合成されたものは使用されていなかったはず。
だからこそ、自然の摂理に委ね、茶樹本来の生命力を引き出す事を何より大切に考えてお茶作りに取り組んでいる。
そして、人工的な多肥栽培にはない さわやかな風味と野性味を有し、生命力あふれるお茶を目指している。
そして、「飲んでいただくことにより、人間が本来持っている自然治癒力や生命力を引き出すようなお茶作りを自分のライフワークと考えている」とも。

工場前の茶畑は、主に日本茶にする茶樹だそうで、柔らかそうな茶葉をこっそりとって食べてみました。
口の中にほろ苦さと、お茶のかおりが.ふわっと広がる(当たり前 )。
おいしい。
これ、てんぷらにしたら、絶対にいける‼︎
てんぷらにしたお茶の葉を想像していました。

今は、紅茶にも力を入れているということでした。
そう言えば、コタンに出会って間もない頃、ここには、国産の紅茶がある!それも無農薬の茶葉使用‼︎
紅茶=インドと思っていたので、国産の紅茶があるということに、驚いたことを思い出しました。

1971年(S46)の輸入自由化により、それまで生産されていた国産紅茶は、ほとんど市場から姿を消しました。
西製茶所では、その国産紅茶の復活を願って、1985年より、作り続けているのです。
なんて素敵なんだろう!感動。

西製茶所の、「出雲国の紅茶」は、渋味がなく、香りが良くて、ほんのり甘く、ストレートで、毎日飲める紅茶です。
私は、以前は、コーヒー党で、紅茶は特別な時の飲みものでした。
でも今では、逆転し、毎日常飲するものとして、紅茶の位置付けが、変わりました。

工場の裏手にある、べにふうきの茶畑も、見せていただきました。
五年目の茶樹だそうで、「やっとここまでに、なりました」と。
自然の力に寄り添いながら元気な健康な茶樹を育てる、
「時間はかかるが、虫を追い払うための、農薬は使わない。茶樹を食べる虫を食べてくれる虫は、放します」と、西さん。

力強く、エネルギーみなぎる茶樹が、整然と並んでいました。

その茶畑で、記念撮影をした時のこと、茶樹の間に入って行こうとする私たちに、
「何がいるか、わかりませんよ‼︎‼︎!」と西さん。
それが、また素敵なのです。
茶樹を食べる虫がいて、その虫を食べるテントウムシやカマキリ、くも、蜂がいて、カエルやヘビもいるかも、土の中には、ミミズやオケラ、ダンゴムシ...

それが、当たり前。

当たり前は当たり前だとしても、自然を相手にしていれば、ご苦労の繰り返しのはず。
それを大変なんですとは感じさせない、受け継がれている西さんのお茶作りの在り方が、そこには、ありました。

出雲の国は神の国。
どこへ行っても、穏やかで、深くて、静かな流れを感じます。
今回の研修旅行で、出会った皆様に、深く深く、感謝いたします。

2014.10.9 スタッフ 岡田 純子

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